瓶詰ブログ

見た目は四十、心は中2

(メモ)「中二病でも恋がしたい!」続き

「中恋」後半を視聴。

 

中二病を卒業して「普通」に振る舞うリッカ。

周囲にも徐々に馴染んでいく。

家族とも和解し中二病からの卒業を果たす。

 

一連の流れの中で凸守の存在が物語に厚みを持たせていた。凸守は六花の卒業を受け入れられずに中二病に戻ってくるように食い下がる。しかし六花は応じない。思いの行き場を失う凸守。そんな凸守をそっと抱きしめる森夏。

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あるジャズミュージシャンの言葉に「人が成長するときには、誰かを裏切らざるをえない」というものがある‥ととり・みきがエッセイに書いていたが、自ら変化しようとする六花とそこに留まる凸守の対比の悲しさは、人間関係の断絶の根本のひとつを見せてくれている気がする。

またそれとは別に「なんだかカルトからの脱却者を引き止める信者を見てるみたいだな」という見方もある。むしろ凸守の過去を掘り下げてほしいと思ったり(すでにあるのかもしれないけど)。

 

ストーリーとしてはこのあとで「やっぱり無理しないでありのままがいいよね」となり中二病的な言動に戻ってチャンチャン、というオチなのだけど、シーズン2があることは知っていたのでまあ予想の範囲内かなと。

 

シーズン2も2話まで見たけど、このまま観続けるかは検討中。少なくともシーズン1はそれなりに見応えのある良い作品だと思います。オープニングとエンディングテーマが本当に良いのでそれだけ見るだけでも価値はあります。たぶん。